私が長年愛用しているリールから聞くに耐えないシャリシャリ音がなります(T ^ T)
今回は、私がエギングで使用している『10セルテート 2506』から物凄いシャリシャリ音がするので原因を突き止めようと思います。
元々中古で購入した2010年製造のセルテート君は今年で12年目?になります。
Daiwaのリールで初めてマグシールドが採用されたのは『10セルテート』で、ちょっとレアなリールかなって思ってましたが、さすがに使用年数が10年を超えてくるとガタが出てきますので延命するべく我流のオーバーホールを実施していきます。
現症状は?
今の症状を詳しく書くと、
- 負荷が掛かっている時(ルアーを巻き取る時)のシャリシャリ音が凄い。
- ドラグの細かな調整が出来ない。
この二つが問題点になりますね。
1に関して、フリーの時にハンドルを回してもシャリシャリ音は気にならないのに実際に釣りをしている時のみ凄い音が出る感じです。
2に関して、一度ドラグを調整するけどラインが出たり出なかったりと一定でない感じです。
素人のオーバーホールで復旧すればOKですね(^^)笑
使用する工具と備品
今回はこちらの工具と備品を使用してオーバーホールをしていきます。
工具
- 精密ドライバー プラスマイナス一式
- ※トルクスレンチ T8サイズ
- モンキーレンチ
※の工具は特殊ビスを外すのに必須です。高価なモノではないので購入するのがオススメです。
備品
部品を入れておく箱
上2つは必須備品ですので揃えておきましょう。
適当なグリスを使用すると樹脂等を劣化させるので純正を使うのをオススメします。
リール分解
注意すべき点を抑えよう
オーバーホールする上で重要なことを抑えましょう。
- 壊す覚悟でオーバーホールする事。
- 外した部品は綺麗に並べてる事。
- ネジを外す場合は、サイズの合う工具を使う事。
- 部品を外す時、無理な力で外さない事。
以上、4点を抑えて丁寧にオーバーホールをしていきます。
部品の順番が分からなくなったら、公式サイトでパーツリストを確認出来ますよ。
①スプール部 分解・洗浄・グリスアップ
ドラグの不良は、大体スプールに原因があると思うので外せる部分を丁寧に分解すると、
フェルト部分にグリスが全くない…。
正常なドラグはフェルト部にグリスが適度についていますが、このリールには全く付いてないので恐らくドラグ不良の原因はコイツです。
グリスアップの前に、パーツクリーナーで本体以外をしっかり洗浄。
今回ドラグに使用するグリスはこちらです。
部品を組み上げつつ、部品一つずつに満遍なくグリスを塗って行きます。
部品を最後まで組み上げたら「スプール部」は完了です。
②ラインローラー部 分解・洗浄・グリスアップ
続いては、ラインローラー部を分解していきます。
この部分は、トルクスドライバーT8でネジを外してから分解します。
写真の通り汚く塩まみれになっていて、指で回してみると、
『ゴロゴロ…』
異音の原因はコイツや。
ベアリング特有の高速回転もほとんどなくて、完全に塩絡みによるベアリングの損傷ですね。
そして、もっと凄いことにベアリングが固着して分解出来ない…。
悲惨な状態ですが、分解出来ずとも出来る範囲で洗浄とグリスアップを実施。
ラインローラー部にはこちらのグリスを使用しました。
外したトルクスのネジを戻して、取り敢えず原因と思われる部分の洗浄とグリスアップは完了!
レビュー
スプール部とラインローラー部のオーバーホール?後にエギングに行って当初のトラブルが改善したか試してみました。
1、負荷が掛かっている時(ルアーを巻き取る時)のシャリシャリ音が凄い。
→ 正直微妙…。やはりベアリングの固着と塩絡みによる損傷が重症の様です。
2、ドラグの細かな調整が出来ない。
→ OK!ドラグは洗浄とグリスアップでしっかり微調整が出来る様になりました。
まとめ
今回の異音の原因はラインローラーのベアリングの摩耗劣化でした。
釣行後は真水で汚れを落とし綺麗な状態で保管していましたし、年に数回バラさずとも隙間から注油はしていましたが、それでも塩絡みは発生することが今回のオーバーホール?で分かりました。
やはり、最低でも年に一度は分解して洗浄とグリスアップは必須ですね。
皆さんもこの二の舞にならない様にしっかりとメンテナンスをしていきましょう。
もしセルテートの部品が入手できれば、また記事にしてみようと思います(^^)
オーバーホールじゃなくて失敗談みたいになっちゃった(笑)
では、またね(^^)ノシ
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