今回は、身近な海で釣れてしまう危険な毒魚を紹介します。
これは釣りをする上で必須の知識です。
必ず覚えておきましょう。
夏になると、子供たちと釣りを楽しむ家族が増えて海が賑やかになりますね(^^)
私も小さい頃、夏休みに入ると父親の休みは必ず魚釣りに行っていました。
しかし、ある日小学生だった私が釣った毒魚に刺されてしまい動けなくなった事がありました。
幸い数時間で体調が戻ったので良かったですが、万が一に命に関わる可能性もあります。
これから紹介する危険な魚は必ず覚えておきましょう。
ヒレ・トゲ・歯に毒がある魚たち
まずは、トゲ・ヒレ・歯に毒がある魚たちを紹介します。
上手く調理出来れば美味しく食べれる魚もいますが、危険が伴うため釣れた場合はすぐに逃がす事をオススメします。
アイゴ(バリ)
(出典:TSURINEWSより)
堤防でサビキ釣りやウキ釣りなどの餌釣りで簡単に釣れてしまうアイゴ。
背ビレや腹ビレなど各ヒレに毒があるので要注意。
小さい稚魚にも毒があるので、サビキ釣りで数匹釣れた時は地獄ですね。
私はコイツに2度刺されました。
刺されて倒れた私を横目に、父親は釣りをしていたのを一生忘れませんね。
ゴンズイ
(出典:海の釣り場情報より)
アイゴと同様で、身近な堤防から簡単に釣れてしまうゴンズイ。
夜行性で夕まずめ頃から夜に釣れるため、暗闇の中でゴンズイとは知らずに触れてしまう釣り人が多いようです。
背ビレ・胸ビレに毒を持っており、刺されて死に至った事例もあるようで、釣れた場合は安全に糸を切る事がいいですね。
見た目から毒々しい魚で、ヒゲとか見ると背筋がゾッとしてしまいます。
オコゼ
(出典:東京メインディッシュより)
オコゼには色んな種類がいますが、全てのオコゼに毒があります。
見た目は、カサゴ(アラカブ)をイカつくした面構えで、特徴は背ビレが長いです。
毒は各ヒレにあり、とても鋭いためウェットスーツなども簡単に貫通するようです。
オコゼはカサゴと同様に磯場に生息しています。案外浅場にいたりするので磯遊びする際は要注意です。
見た目から毒々しい魚ですが、高級魚として扱われています。
しかしながら、素人は手を出さない事がいいですね。
オニカサゴ
(出典:アルファタックルより)
オニカサゴも、オコゼ同様にカサゴ(アラカブ)にとても似ている毒魚です。
水深の深いところに生息していますが、稀に堤防から釣れることがありますので見分けれるようになりましょう。
見分ける特徴として、カサゴに比べて全身が真っ赤で、いかにも「毒あります!」って感じです。
毒は、各ヒレにあるので釣れた場合は触れずに糸を切ってリリースしましょう。
オコゼと同様、高級魚として扱われています。
こちらも素人は手を出さない事がいいですね。
アカエイ
(出典:狩猟.netより)
身近な海水浴場や潮干狩りの出来る浅瀬などにも生息するアカエイです。
長い尻尾にトゲがあり、そこに毒腺があるので要注意です。
知らずに砂浜で踏んでしまい、トゲを刺されてしまう事が多く死に至る場合もあるようです。
泳がせ釣りやルアーで釣れる場合が多く、ヒットすると物凄い引きが楽しめますが釣るのに一苦労します。
前科有り(釣られた事がある)のアカエイは、尻尾を切られてリリースされていることもあり釣れても安心して処置が出来ますね。
初犯のアカエイが釣れた場合は、出来るなら尻尾を切ってリリース出来ればいいですが、あまり無理はしないようにしましょう。
エイはエギにも反応して来るので厄介者です。
エギングロッドでヒットすると1時間近くかかりますよ…汗
ヒョウモンダコ
南国に生息していたヒョウモンダコですが、近年は九州〜関東の各地で目撃情報があります。
生息している場所は、普通のタコと同じように砂地や磯場で海水浴場なんかでも目撃されています。
見た目は10cm位で小さいですが、フグと同じ猛毒を持っており噛まれると死に至る可能性が高いです。
見分け方として、ヒョウモンダコは警戒すると青いまだら模様をしていますので、そこで判断がつくと思います。
もし釣れた場合や見つけた場合は、絶対触らずにリリースしましょう。
キス釣りなんかでイイダコが釣れる事が多いので、釣れた場合は注意深く観察し見極める必要があります。
食べると危険な魚たち
続いては、体内に毒を持っており食べると非常に危険な毒魚を紹介します。
上手く調理すれば食べれる魚もいますが、素人はリスクがありすぎるため絶対に食べないで下さい。
※調理するには免許が必要です。
クサフグ
(出典:デイリーポータルZより)
猛毒であるテトロドトキシンを体内に持っているクサフグです。
身近な堤防や河口にも多く生息し、餌取りとして簡単に釣れてしまいます。
また、毒だけでなく釣り針をへし折る程の強い歯も持っているので、釣れた場合は迂闊に手を出さないようにしましょう。
子供でも簡単に釣れてしまうため、家族で釣りする場合は気をつけなければならない相手です。釣れたら糸を切るのがいいです。
キタマクラ
(出典:izuzuki.comより)
こちらもクサフグと同様に猛毒のテトロドトキシンを持つ毒魚です。
「キタマクラ」の名前の由来は、食べると死者として頭を北向き寝かされるからだとか…。
見た目はフグとカワハギを足して2で割ったような感じで、若干青みを帯びた体をしています。
生息地もクサフグと同様に身近な堤防や河口にも多く生息し、餌取りとして簡単に釣れてしまいます。
また、毒だけでなく釣り針をへし折る程の強い歯も持っているので、釣れた場合は迂闊に手を出さないようにしましょう。
名前から死を連想させる毒魚ですね。
釣れたら即リリースしましょう。
ハコフグ
(出典:みゆきのお魚図鑑より)
見た目が箱のように四角になっているハコフグ。
クサフグとは違う猛毒であるパフトキシンを持っており大変危険な毒魚です。
箱型の図体のため泳ぐのが苦手であり、流れの穏やかな沿岸部に生息しています。
クサフグと同様に、子供でも簡単に釣れてしまう毒魚ですので要注意です。
もし釣れた場合は、絶対触らずにリリースしましょう。
可愛い見た目のため飼育する方もいるようですが、自身の毒で死んでしまう事も多々あるとか…。
アオブダイ
(出典:知恵の輪より)
その名の通り青みがかった魚で、西日本の磯場に生息しています。
見分けとして、ブダイの特徴であるコブと青い身体ですね。
フカセ釣りの外道として釣れたりするようで、引きが強く楽しいファイトが楽しめるようです。
しかし内臓には、テトロドトキシンよりも強い猛毒を持っているため釣れた場合は即リリースが良いですね。
また、強い歯も持っているので糸を切るのが望ましいでしょう。
最大80cmオーバーにもなるらしく、ヒットしたら楽しそう。
でも頑張って釣れたのが毒魚ってのは嫌ですね…。
まとめ
毒魚は、割と身近な海に生息しており簡単に釣ることができます。
今回紹介した毒魚は必ず覚えて、釣れた時にすぐ対処出来るようになりましょう。
また海辺には上記で紹介した毒魚以外にも危険な生物が沢山います。慢心せず、知らない魚や生き物がいたら安易に触る事はしないようにしましょう。
大事な家族や自分自身を危険から守ろう!
では、またね(^^)ノシ
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