ヘルムポンプからオイルが漏れてる!?
この記事では、
- マロール製ヘルムポンプのオーバーホールしてみた。
- パッキンを全て交換してみた。
- 手順について
などについてまとめてみました。
先日、ボートのハンドルあたり(ヘルムポンプ)からオイルが漏れているのを発見しました。
色々調べてみたところ、ヘルムポンプからのオイル漏れの「原因は主にXリングの摩耗劣化」によるものらしい…。
ということで、前回はボートからヘルムポンプを引き上げてきたので、早速バラしていきたいと思います(^^)
壊さないように慎重にやっていこう。
ヘルムポンプの型式について
私のボートに使用されているヘルムポンプはコチラでした。
- マロール製
- 型式:H-618-D
古いモノなんだろうなぁ〜、と思っていましたが今でも製造販売しててビックリしました!
部品も調べてみたらフツーに売ってたので安心しました(^^)
終売して消耗部品も無いかなぁって思ってました。
ヘルプポンプをバラしてみた。
まずはハウジング側
ハンドルが付いている側を「ハウジング」、ステッカーが貼ってある側が「ホンタイ」と呼ぶらしい…。
六角ビスを6つ全て外しても全く抜けず、ベアリングが付いているシャフトを床に叩きつけて何とか外すことが出来ました(~_~;)
ハウジングを外すのに30分ぐらい格闘しました…。諦めようかと何度思ったか(~_~;)
あとはパーツごとにパーツクリーナーやウエス等で清掃していきます(^^)
壊さないように慎重にやってます(~_~;)
続いてホンタイ側
パッキンのほとんどは「ホンタイ」側に付いてるみたい。
この蓋の先に小さいシリンダー?とパッキンがあるらしいけど、硬くて取れませんでした…。
無理やり取ると壊れそうだったので、しょうがない(~_~;)
パッキン交換をしてみた。
今回購入したパッキン一式の中にヘルムポンプのパッキン交換手順書が同封されていました(^^)
そちらの手順書を見ながら交換すれば、大きな失敗は免れるはず。
その手順書を載せたいのですが、著作権とか怖いので辞めておきます…。
バラした部品をパーツクリーナーやウエスで綺麗にした後にパッキン交換をしながら取り付けていきます。
またパッキン取り付ける際はグリスを塗ると良いのですが、手持ちが無かったので、新しいオイルを適量塗り塗りして取り付けていきます。
しっかりと乾かしてから取り付けしないとダメみたい。
まずはハウジング側のパッキン
ハウジングには2つパッキンがついてました。
↑この内側のパッキンがXリングと呼ばれているみたいで、オイル漏れの主な原因のようですね。
この9番のパッキンですが、年式によって「9A」と「9B」があるようで、私のヘルムポンプは確か「9A」を取り付けました。
あと、パッキン一式を購入したら「9A」と「9B」どちらとも入っていたので、型式が分からない方でも取り敢えず一式買えばパッキンを間違えることはないと思います(^^)
今回交換したパッキンは以上になります。
一部分解できず交換できなかった物もありますが、無理矢理するのは怖いので今回は見送ります(^^)
ホントは交換したかった…。
あとは間違えないように組み付けるだけ。
工程ごとに写真を撮ると間違えが少なくて良いと思います。
ひと通り清掃とパッキンの取り付けが終わったら、外した逆の手順で組み付けるだけですが、2点気をつけるポイントがありました。
①あえて傾斜になっているパーツがある。
この一番上に付いている大きい「輪っか」のようなパーツは、あえてこのように「傾斜」になっているみたいです。
この「傾斜」の状態で「ハウジング」を取り付けるのが正常ですので、間違えないようにしたいですね(^^)
手順書にはこのこともしっかりと記載されてました。
②3番のパッキンには多めにグリスを付けた方は良いかも
3番のパッキンは「ホンタイ」と「ハウジング」の隙間を埋める大きなパッキンです。
組み付けの際、六角ビスで無理矢理締め込むとパッキンが断裂してしまうため、パッキンに触れるハウジングの側面の面取りやグリスを多めに塗り、パッキンにストレスを与えないようにした方が良いと思います。
なるべくパッキンが触れる所は傷が無いようにしたいですね。
まとめ
今回は、「ヘルムポンプの分解清掃とパッキン交換」をやってみました。
初めて事でしたので、5時間ぐらい掛けて慎重にやりました。
パッキン一式の中に手順書が入ってたことにとても安心しましたね(^^)
パーツの数もそんな多くなく、凄く小さい部品とかも無いので機械いじりが好きな人はあまり抵抗なく出来そうな作業だと思いました。
あとは実際に船に取り付けしてオイル交換の作業になります。
きっとオイル漏れなく正常に動くはず(^^)笑
注意・お願い
では、またね(^^)ノシ
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